Tonight is the night.

はやぶさ座

ラジオ

オフ会したときに言われることランキング1位は「左利きなんだ〜!ぽいね!」。どうもこよいです。

どうでもインフォメーションですが、2位は「思ったより陽気な感じだった」だと思います。

 

最近は専ら電子書籍派ですが、たまに本屋をうろつくと他界隈の情報に出会えて楽しいですよね。

先日自己啓発本エリアを冷やかしていたら、『すごい左利き(うろ覚えタイトル)』みたいな本に遭遇しました。

「おうおう褒めてくれや^^」と開いてみたところ、左利きは想像力を鍛えたら敵なし(誇張要約)なのでラジオを聴くといい、みたいなことが書いてあったので、最近はPodcastでコテンラジオかゆる言語学ラジオを流しながら電車に揺られています。

 

スマートフォンのことをTwitterとpixivをみる道具だと認識しているため、基本的に常にそのどちらかを表示しているのですが、ラジオを聴くようになって気づいたことは、目が疲れないのがとてもいいなということです。

私、液晶画面と昼夜問わず愛し合っているため眼精疲労がえげつなく、美容院でヘッドマッサージを受ければここしばらくで1番凝ってると言われ、マッサージに行けば相当しんどいですよね、若いのに、と心配される肉体を使用しているのです。

ブルーライトを浴びていないとソフトが不安定になるからハード側の都合はそこまで聞いてあげられないといいますか、目・肩・首が終わっている状態が恒常化しているから頭痛とか酷くないですか、、、?と聞かれてもわからんのが正直なところです。私って頭痛いんですか???

 

閑話休題

自分で好んでラジオを聴くという習慣は今まであまりなかったのですが、生まれ育った環境の中でラジオはかなり近い存在だと感じます。

母が家事をするときにスピーカーでラジオを流す人で、母がなんらかの活動をしているリビングは大抵東京FMかニッポン放送のラジオが付いていました。

時間を気にしながら朝食を口に詰めているとき、夕飯を待ちながら犬を転がしているとき、ラジオに少し意識を割いていたことを思い出します。

 

ラジオを聴いていたひと、として記憶に残っているもうひとりが、小学校に上がりたてのころ通っていた書道教室の先生です。

もう顔も思い出せないし、今どこで何をしているのか、ご存命かすらもわからないですが、確かに覚えているのは、ヤニ臭い地下の狭い空間に大量の紙とワインのコルクがならんでいて、そこでパカパカ行進曲というバラエティ番組が流れていたこと。オレンジ色の照明の下で床に半紙の束を置いて、真ん中を親指でくるくるなぞると半紙がちょっとずつずれて階段みたいになると学んだこと。

きっと今改めて入ったら、割と不快になるような掃除されていない場所だったと思いますが、当時の私はあの狭い部屋が好きでした。
感覚としては、オペラ座の怪人が暮らす空間への憧れに似ていると思います。

自分だけのための閉じられた空間。書道教室を開いている時点で「自分だけ」という表現は不適切かもしれませんが、あの部屋が人を迎えるために整えられていたとは思えなくて、でも、そういうところが好きでした。

 

ラジオを聴く習慣はあまりないと言いましたが、3,4年ほどの間欠かさず聴いている唯一のラジオが「匿名ラジオ」です。

オモコロというサイトに毎週投稿されているネットラジオで、YouTubeにもあがっています。聴いたことない方は聴きに行ってみてください。

内容がシンプルにめちゃおもろいし、とっても聴きやすいラジオですが、私は大体寝る時に流しています。

iPhoneの本体スピーカーを最小よりちょっと大きいくらいに設定して、枕の下で匿ラを流しながら寝るのが受験期からの習慣になっていて、これより睡眠導入にちょうどいいものを私は知らない。

1本が大体20分くらいで、寝落ちながら聞くので1本を何回聴いても前半の記憶しか残りません。目が覚めた状態で通しで聞くと、そんな話をしていたのか、、、と毎回思います。

癒し系音声とかよりも、明るめの人の声に意識を傾けておく方が寝れる気がします。匿名ラジオは脳死で聴けるし、2人の声の高さが男性にしてはやや高いくらいなところと、会話の展開の中で勢と声量の波がそんなに大きくないのが聴きやすい。おすすめ。

 

みなさんもおすすめのラジオやPodcastがあれば教えてください。

私の目と首と肩のために。。。

 

ちょっとした会話

 美容院やネイルサロン、職場、いろんなところでちょっとした会話、世間話みたいなものが求められる。そういうちょっとしたコミュニケーションが上手い人に憧れるお年頃だ。

 エスカレーター式に進学し、青春をインターネットに捧げてきたため、狭く深く長い付き合いか、嗜好の近い人と脳直で飾らない表現(Twitter訛りの婉曲表現)で会話することばかりで、3次元ではじめましてから友達をつくることもぜ〜〜んぜんないまま子供と呼ぶには差し支えがある年齢になってしまった。

 

 ゴリゴリ陽キャのとんでもない距離の詰め方とも、年上の人によくあるちょっと図々しい感じとも違う、なんかそういうのが上手い人というのが世には存在するんだな〜と気がついて、羨ましいと思うようになったのもかなり最近のことだ。

 私はまぁ確かに友達は少ないけど、知らない人と会話するのを憂鬱に思うタイプではないし、波長が合うなら是非仲良くしてほしいと全人類に対して思っている。でも、アイリストさんや、職場のお姉さまとちょっと仲良くなれたな!と思える感じのコミュニケーションができない。人生をインターネットに溶かしすぎて、人生をインターネットに溶かしていない相手と仲良くなることができない。

 

 「ちょっとした会話」を振ってくれる人が聞くことは、最近何してますか、何が好きですか、普段は何されてる方なんですか。だいたいこの3つだけ。

 これらの質問に対して、ガチの日常をモザイクかけずに正直に言える人だけが私を罵ってもいい。

 私がぼかさずに答えると、だいたい1日4時間pixiv、3時間Twitterを観てる、あとの大体の時間はバイトしてるか寝てる。そんなこと言える相手ではない、キモータRADIOをお届けして乾いた笑いをされたくないぐらいには理性が残ってる。欲を言えば、ちょっと感じのいい人だったなと思われたい。

 

 どうしたら、「今日はちょっと話弾んで楽しかったな」と思ってもらえるのだろうか。

 話を振ってくれる人は私が学生だと知れば、「今はキャンパスに登校してるんですか?」とか「サークルとか入ってますか?」みたいなことを聞いてくれる。緊急事態宣言とかまん防が出ていなければ週5で登校するし、サークルは入ってない。こっからな〜〜〜〜〜にも広がらない。広げられない自分の責任。大学で友達がガのマ(ガチのマジ)で1人もできてないので特に語るべきことがない。

 

 「入学式とか新歓の時期が丁度コロナうんぬんで活動ががっちり規制されてた頃だったのでタイミング逃しちゃって〜〜〜」、「授業はオンラインの方がいいです授業開始までに目が覚めてればいいから」、、、、

 「最近かあ、春休みなんですけど全然何もしてないですね〜〜、、、寝て起きてバイト行って、、、旅行とか言ってる友達SNSで見るといいなって思うけど、計画とか準備のこと考えると実行するとこまでいけないんですよね〜」 

 「YouTubeとかインスタの別に面白いわけでもないショート動画ずっと見ちゃいません?そんなことしてないで早く寝たほうがいいってわかってるのにね、、、、ほんと、、、、、」「YouTuberとかはそんなにて感じです、犬のトリミング動画とかが多いかな、あと料理動画。料理しないんですけどねw」

 「Netflixは一話完結アニメばっかり観てます、長いやつ体力いるからしんどいっていうのが最近わかるようになってきた。おすすめあります?ああ、やっぱ韓ドラ人気ですよね〜〜〜全然観てないんですよ、え〜〜面白いなら観てみようかな〜〜〜」

 直近数ヶ月の間でちょっとした会話の機会は両手の指じゃ足りないくらいにはあったが、その内容はこれで全部と言っても差し支えない。

 

 なぜ話が弾んだ感じがしないのか、一番大きい要因は私が相手のことを気になってないことだ。質問返しをしないといけないことはわかっている。

 ただ自分の性質としてずっとある、割と気にしいな部分が質問返しを邪魔してきた。

 年齢・出身・通ってる大学・好きなもの、そんなパーソナルなこと聞かれて気分を害さないか、答えにくいことを言わせるくらいなら聞かないほうがいいと思ってしまうのだ。

 あともう一つ言い訳をするなら、聞いたら覚えてないと悪い気がするから聞かないようにしてる。何回も誕生日や年齢を聞いてくるようなやつだと思われるくらいなら、全然知らないほうがマシだと思っている。

 

 きっと次にネイルを変えるときも、YouTubeのShortsの全然ピンとこないあるあるネタみたいなのを見るの、辞め時がわからなくて時間吸われちゃいますよね、という話を私はするだろう。

 でも、勇気が出たら聞こうと思う。ネイリストさんの好きなYouTuberを、、、